W3 Total Cache 設定ガイド

Object Cache|オブジェクトキャッシュ

W3 Total Cache(以下 W3TC)のObject Cache メニューでは、主にオブジェクトキャッシュの有効期限とキャッシュの除外など、オブジェクトキャッシュの動作に関する詳細な設定をおこなうことができます。

一般的な共用レンタルサーバーを利用する場合、データベースキャッシュと同様に、キャッシュ方式はDiskを選択することになり、かえってパフォーマンスが低下することが多いので、オブジェクトキャッシュを利用することはあまりないと思います。

また利用する場合であっても、「Enable caching for wp-admin requests」の1ヶ所を除いて既に適切な値がセットされているので、非技術者の方がオブジェクトキャッシュの設定変更を必要とするケースはほとんどありません。

ここでの設定は、General Settingsで Object Cache を有効化している場合のみ機能します。

Advanced

  • Default lifetime of cache objects
    オブジェクトキャッシュの有効期限を秒単位で設定します。

    データベースキャッシュはディスク領域(またはメモリ領域)を圧迫する可能性があるので、この値を大きくしすぎないことをお勧めします。逆に値が小さすぎると、キャッシュをより頻繁に更新することになるため、サーバへの負荷が増加します。

  • Garbage collection interval
    期限切れのキャッシュを削除する間隔を指定します。

    アクセスが非常に多いサイトの場合は、より短く設定することが適切な場合がありますが、サーバーへの負荷を考慮する必要があります。通常は初期値(1時間)のままで充分とされています。

  • Global groups
    グローバルグループ欄の値は、WordPressのマルチサイト機能を使用している場合に、サイト間で共有するオブジェクトグループを識別するために使用されます。共通するオブジェクトの一部をキャッシュしてネットワーク全体で再利用します。

    開発者レベルの上級ユーザー向けの設定なので、通常は初期値のままにしておきます。

  • Non-persistent groups
    オブジェクトキャッシュの対象から除外するオブジェクトグループを指定します。こちらも開発者レベルの上級ユーザー向けの設定なので、通常は初期値のままにしておきます。

  • Enable caching for wp-admin requests
    チェックを入れるとWordPressの管理画面のパフォーマンスも高速化します。特に複数のユーザーで運営しているサイトなどで効果が実感できるとされています。

    初期値はONになっていますが、プラグインのオプションが切替わらないとか、インストール・アンインストールなどの操作で画面が最新の状態に更新されないなど、意図しない動作が発生することがあるため、OFFのままにしておくことをお勧めします(Ver.0.14から初期値がOFFになりました)。

  • Store transients in database
    チェックを入れると、WordPress Transients API によって作られた一時的なキャッシュを、W3TCのオブジェクトキャッシュではなく、本来の wp_options テーブル に保存するようにします。

    これによって、W3TCのオブジェクトキャッシュの有効期限が切れた時や手動で削除された際も、それらの一時的なキャッシュは本来の有効期限まで生き残るため、データベースにキャッシュの再生成による不要な負荷がかかるのを回避できます。

    基本的にはチェックを入れたままでOKですが、WordPress Transients API によって作られた一時的なキャッシュの有効期限が 前述の「Default lifetime of cache objects」で設定した値よりも短いことがわかっている場合で、オブジェクトキャッシュの保存先が高速なメモリ上に設定されているケースなどでは、このチェックを外しても良いかもしれません。