W3 Total Cache 設定ガイド

Referrer Groups|流入元別キャッシュ

W3 Total Cache(以下 W3TC)のReferrer Groupsメニューでは、Webサイトにアクセスしてきた訪問者の流入経路を識別・グループ分けして追加のページキャッシュを生成したり、テーマを切り替えるための設定をおこないます。

具体的な用途は思いつきませんが、例えば複数のサイトを運営している場合に、特定のサイトに設置したリンクから訪問してきたユーザーを別ドメインのキャンペーンページなどに転送したり、通常とは異なるテーマに切り替えてサイトを表示したりすることができます(テーマ切替機能単独で利用することもページキャッシュとの併用も可)。

個人の方が運営するような一般的なWebサイトの場合、このメニューでの設定は必要ありません。

Referrer Groupsによるキャッシュは、Cache Preloadによって事前キャッシュすることは出来ません。

Manage Refeffer Groups

Manage Referrer Groups セクションには、参考用に検索エンジン(検索結果)から訪問したユーザーに対して効果が適用されるグループがあらかじめ作られています。

作成するグループには、訪問者の流入元を識別するReferrer(HTTPリファラ・referer) ※を記述します。なお、複数のグループを作成した時はドラッグアンドドロップで並べ替えて優先順位を変更することができます(この場合の優先順位が何を意味するかは不明)。

HTTPリファラはWebサイト内の各ページまたはリソースから見て、それにリンク(≒参照)している他のWebページやリソースのアドレスを示す情報のことをいいます。リファラの内容からそのページの参照元、つまり訪問者がどこから来たのかを知ることができます。リファラは一般にプロモーションやセキュリティの目的に使われます。

(参考)HTTPリファラ

Create a group

このセクションの一番上にある Create a group ボタンをクリックすると追加のグループを作成することができます。ページキャッシュと併用する場合は、キャッシュ容量やパフォーマンスを考慮してグループ数は最小限にとどめておいた方が良いでしょう。

グループ作成時のダイアログ
グループ作成時のダイアログ

グループ名を半角英数で入力し、OKをクリックするとセクションの一番後ろに新しいグループが追加されます。なお、グループ名は後から変更することができません。変更したい場合は一旦削除して新規にグループを作り直す必要があります。

Group name

グループ名が表示されます。グループ名の横にある Delete group ボタンをクリックすると該当のグループを削除することができます。

グループ削除時の確認ダイアログ
グループ削除時の確認ダイアログ

一時的にそのグループのキャッシュ生成を止めるだけなら、下のEnabledオプションを使いましょう。

Enabled

チェックを入れるとそのグループ用のページキャッシュの生成(または転送やテーマの切替)が有効になります。

Theme

WordPressに2つ以上のテーマをインストールしている場合で、そのグループに含まれているユーザーエージェントからアクセスがあった時に、専用のプラグインなどがなくても別のテーマに切り替えることができます。

切り替えたいテーマをドロップダウンメニューから指定
切り替えたいテーマをドロップダウンメニューから指定

テーマを切り替える必要がない場合や、テーマを切り替える専用のプラグインを別途使用している場合は、Pass-through を選択します。

下の Redirect users to で転送先を指定している場合は、このオプションの設定内容は無視されます。

Redirect users to

そのグループに含まれているユーザーエージェントからアクセスがあった時は、別ドメインに302リダイレクト(一時的な転送)をおこないます。冒頭でも述べたように個人の方の場合使いどころはありません。したがってこの欄には何も入力しません

現在設定中のWebサイトのドメインを入力すると無限にリダイレクトが発生することになるので、使用する場合は必ず別ドメインを入力します。

User agents

このセクションの最も核となる部分で、流入元を識別するためのリファラを入力する欄です。1行に1つずつ入力しますが、正規表現を使うこともできます。

1つのリファラは1つのグループにしか所属できないので複数のグループがある場合は重複しないように気をつけてください(グループの有効・無効を問いません)。